保守派は朝敵

天皇陛下の譲位に関する政府の有識者ヒアリング。

反対意見が多かったらしい。

 

反対論者の代表として櫻井よし子や八木秀次といった、保守派ではおなじみの論客。

チャンネル桜も堂々と反対の意思を表明。

彼らには天皇陛下のお言葉が響かなかったようだな。

 

この譲位の問題は、明治維新から始まった欧米流近代政治への疑問そのもの。

もともと天皇の権威を使いたい放題で利用したのが、明治維新の中核を成した長州藩。

それから続く政府は、今日に至るまで天皇の権威を利用して運営してきた。

 

「明治維新は正義」という保守派には、このような視点が欠けている。

日頃は現代日本人に対して「天皇陛下を敬え」とか「天皇陛下を政治利用するな」とか言ってるくせに、いざ自分たちの都合の悪いお言葉が陛下から発せられた途端、堂々と陛下のご意志に楯突く。

まさにご都合主義の極みだろう。

 

この際、天皇という存在は祭祀を最優先に特化すべきだろうと思う。

そう言う意味では皇太子殿下が後継の天皇に相応しいかどうかに疑問が残るが・・・。

祈りこそが皇室の本質であり、皇室の歴史なのだ。

 

2000年以上続くと自慢して語りながら、明治以降の価値観でしか皇室の存在を捉える事が出来ない保守派は、最早朝敵である。

かつて、帝が暮らす京都を戦場にした長州藩のように。